ユニバーサルツーリズムに向けて観光ボランティアの養成

「あうわ」視覚障害者の働くを考える会が主催のイベントではありませんが、
林代表が提案し、
ほくりくみらい基金さん
IMAGINE KANAZAWA 2030推進会議さんが協力してくださった
期間限定の実証事業をご紹介します。

ユニバーサルツーリズムに向けて観光ボランティアの養成

金沢市は、来月「第三十一回視覚障害リハビリテーション研究発表大会」の開催を控えています。この大会に先駆けて、参加者たちが市内の観光を充分に楽しめるようにサポートするボランティアのための特別研修が、しいのき迎賓館で行われました。この取り組みは、金沢の観光地を目の不自由な方々にも楽しんでいただきたいという強い願いから始まったものです。

ユニバーサルツーリズムという考え方は、観光がすべての人に開かれているべきであるというものです。

今回の研究大会では、3日間で全国から研究者や視覚障害者など、合計約200名が来る予定です。金沢での開催は初めてのこと。そのため、「あうわ」視覚障害者の働くを考える会林由美子代表が「訪れるすべての方に、金沢の魅力を体験するお手伝いをしたい」という熱意をもって提案し、市や大会事務局などと連携して移動支援・観光支援のボランティアの養成、研修の実現につなげました。

大会事務局長で歩行訓練師の中村透さんが、如何に視覚障害者の方々を安全に誘導するか、そのテクニックや注意点を伝授しました。特に階段の利用時のアドバイスなどは、ボランティアたちにとって貴重な経験となったようです。

大会期間中、ボランティアたちはそれぞれのニーズに応じてサポートを行う予定です。兼六園、ひがし茶屋街や近江町市場、長町武家屋敷など観光ルートの選定から食事のサポートまで、ボランティアの役割は多岐にわたります。

北陸中日新聞さんが記事にしてくださいました。

目の不自由な人 おもてなし 来月、金沢市内で研究大会:北陸中日新聞Web
観光ボランティア養成 金沢市で来月開かれる「第三十一回視覚障害リハビリテーション研究発表大会」に向け、参加者が市内を観光する際の移動を...
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